implants♥️friends
Kahnberg Schoolへ新たに参加くださる方あるいはメンバーの皆さん
昨年わたしたちのSchool開校は、恐ろしいウイルスの流行によって深刻な打撃を受けました。このような世界規模の流行拡大を誰が予期し得たでしょう。こうしてわたしたちは開校を一年延期し、この九月を迎えることになったのです。これは新しい手法の習得を望み、臨床医としての技術を磨きたい方にとっては大変な機会損失でありました。しかしわたしたちは参加者全員やわたしのような老齢の人たちの健康を危険に暴露するわけにもいかなかったのです。今年はまずリモートで序盤の講義が始まることになり、わたしも訪日の機会到来を首を長くして待っております。できることなら最近のインプラント世界での興味深い知見を一つ二つ持参してお示ししたいとも思っています。本校はAcademyの別称を持っていますので、ご参加の皆さんは高い水準へ昇っていかれる、そんな指向性を示しているように思えます。いよいよわたしたちはKahnberg School and Academy of Implantologyを開校します。寄り添い切磋し高め合う!! 会える日を楽しみに。
All the best from Sweden and me
Karl-Erik Kahnberg professor emeritus
University of Gothenburg SWEDEN
役員
校長 守口 和
学校理事 伊藤正夫 本田浩章 長岡俊哉 貴島伸樹 草川 洋
幹事 守口憲三 渡辺純一 佐藤和佳子 蒔田真人 蒔田信子 梅川哲也 平川陽基 新井聖範
講師 松島義人 杉原正明 西田貴彦 守屋啓吾 近藤公一郎 荒木剛 都築正史 中村進一
佐々木一司 南出真作
コメディカル講師 貴島園子 山本真理子 眞島裕子 飯塚千尋 橋場美幸
守口 和
インプラント周囲軟組織の取り扱い モダンディジタルデンティストリー
インプラント周囲軟組織の変化は、インプラント周囲病変と呼ばれる歯周病学的問題に帰結するというだけでなく、天然歯との違いによる見た目の違和感を緩和するところに、臨床医の腕の見せ所があります。そういう意味でも、どのような軟組織の取り扱いが好ましいか考えてみましょう。
数量化の時代です。AIが設計した手術を行う。そこにはすでに計算上構築されたアバットメントや上部構造ができていて即日に装着する。いずれもすでに可能ですがどの辺での応用が現実的なのか考えてみましょう。
長岡俊哉
インプラント硬組織の取り扱い インプラントとその表面
インプラントの周りで起きる硬組織の変化は、Ti表面やβTCP表面での骨傷治癒を観ていると言えます。健全な骨細胞の増殖と骨組織への分化には、何より豊富な血液供給が欠かせません。それを具体的な治療法や手技に還元するとどういったものが望ましいでしょう。二、三の症例を示し、参加者と討論したいと思います。
インプラント表面性状に関しては親水性を特色とする物も出ていますが、光機能化という手法は、Ti表面のぬれを良くする方法です。細胞接着の向上を期待しているわけですが、臨床の成果はどうでしょう。二三の経験をお話ししたいと思います。
貴島伸樹
インプラント周囲硬軟組織取り扱いの実際 臨床ではあまり派手な実技は、長い先の効果を考えると無意味なことも多いと思います。GBR(Guided Bone Regeneration、骨誘導再生法)をソリッドな手法を用いて成功すると、なるほど立派に見える骨が出現しますが、だからと言ってそれがいつまでもその姿を止めるかどうかは、微妙な問題です。いわばそこに人為的に出現した骨組織がなぜそこに留まらねくてはならないのかという問題に突き当たります。比較的簡便な手法で治癒を援助する手法を考案し、二、三の症例で好成績を納めています。そういったものを題材に討論を深めたいと思います。
草川 洋
口腔衛生とインプラント周囲病変 当院の開院以来、14年間、一貫して予防の重要性について患者さんへお話をさせていただいてきました。インプラントの治療に関してもその考えを反映され、今日に至っています。如何に今お持ちの患者さんの残存歯を残して行くのか?歯を残すためのインプラントの埋入、メンテナンスへの患者さんの理解、通院意欲を向上させるための工夫等、予防への患者さんへの誘導をインプラント周囲炎の説明を交え、一般論から当院の患者さんを具体的な例を挙げ、お話しさせていただければと思います。
伊藤正夫
長期の症例と症例報告のまとめ方
長期の症例と申し上げるのは、五年とか十年とか学術上のタイムスパンではなく、長い先になっても意図した治療効果が保たれるのかという興味があるからです。そこのところを参加者で考え、それなら初めの治療はどのようなものであるべきだったか治療思想へタッチしたいと思います。症例の提示は、カルテの記載順である必要はなく、いちばんのインパクトをはじめに。そして付随的な事実を展示すると良い、よく聞いてもらえます。
webinarに参加しよう 歯科学研究所会員は招待されています。
参加希望の会員、受講生でわからない人は、
歯科研事務局まで電話かメールで問い合わせてください。